軽量鉄骨造とは

about

軽量鉄骨造とは

主に厚さ2.3~4.5ミリ程度の鋼材を使った鉄骨構造のこと

軽量鉄骨造の特長

軽量鉄骨造とは、柱や梁などの骨組みに鉄骨を使用する鉄骨造(S造)の一種で、主に厚さ2.3〜4.5ミリ程度の比較的薄く軽量な鋼材を用いた構造を指します。鋼材の断面を抑えることで建物全体の重量を軽減しつつ、鉄骨ならではの安定した強度と精度を確保できる点が特長です。

厚さ6mm以上の鋼材を使用する構造は重量鉄骨造といいます。重量鉄骨造が中〜大規模な建築に多く採用されるのに対し、軽量鉄骨造は、一戸建て住宅や低層〜中層の集合住宅、小規模な店舗・高齢者施設・事務所など、比較的コンパクトな建築で用いられることが多い構造です。部材は工場であらかじめ製作され、現場では組み立て作業が中心となるため、施工のムラが出にくく、工期の短縮にもつながります。人手や作業工程を抑えられる点も、コスト面でのメリットです。

木造・RC造・SRC造との違い

differences

建築構造には、用途や規模、求められる性能に応じてさまざまな選択肢があります。軽量鉄骨造は、工場製作された鋼材を用いることで品質が安定するだけでなく、木造よりも柱間隔を広く取りやすいため間取りの自由度が高い構造です。法定耐用年数は 19年〜34年(※骨格材の厚みによる) とされ、構造性能とコストのバランスを取りやすい点が特長です。

木造は材料が軽く設計の自由度が高い一方、建物規模が大きくなると構造的な制約が生じやすい構造です。法定耐用年数は 22年とされ、比較的短期間での建替えや用途変更を前提とした建築に向いています。

RC造・SRC造は、耐震性・耐火性に優れ、中〜大規模建築に多く採用される構造です。法定耐用年数はどちらも住宅用で47年、非住宅用で50年と長く、長期利用を前提とした建築に適していますが、建物重量が大きく、工期やコストがかかる傾向があります。

私たちが扱うJFE フレームキット®は、4mm超の鋼材を用いた構造にも対応しており、法定耐用年数34年に該当する軽量鉄骨造としての計画が可能です。そのため、建築コストだけでなく、長期運用や減価償却を見据えた事業計画にも適した構造として活用されています。

軽量鉄骨造に適している建物

cases

軽量鉄骨造は、建物重量を抑えやすく、柱間隔を比較的広く確保できる構造です。
設計の自由度を確保しつつ、部材の標準化や現場作業の簡略化がしやすいため、合理的な計画と工期短縮を両立できます。具体的には、次のような建物に適しています。

  • Detached house

    一戸建て住宅・低層集合住宅

    柱間隔を広く取りやすく、間取りの自由度を確保しやすい構造です。品質のばらつきが出にくく、安定した建物づくりにつながります。

  • Stores & Facilities

    高架下や狭小地の店舗・施設

    建物重量を抑えやすく、限られた高さや作業スペースといった制約条件のある環境でも、比較的無理のない構造計画が可能です。

  • Facility-related

    保育園・高齢者施設などの
    施設系建築

    動線計画やゾーニングの自由度が高く、機能性や安全性を重視する施設に向いています。